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2020.02.21

高周波治療は危険?レーザーなら安全!

厚生労働省が、高周波を用いた治療において、カテーテルの再利用をしている医師が多く見受けられ、それによる感染も発生している、ことを把握しています。

そのような行為を行う医師が一番卑劣ですが、それを知っていて野放しにしていた学会にも責任があると思います。

高周波を用いて治療している医師全てが再利用している訳ではありませんが、もし静脈瘤の治療を考えているのであれば、レーザー治療の方が安全と考えます。

なぜ、レーザー治療が安全かというと、レーザーカテーテルは再利用できない仕様(仕組み)になっているからです。しかし、高周波カテーテルはそのような仕様になっていないため、悪質な医師は再利用してしまいます。

したがって、レーザー治療は100%再利用できないので、確実に安全ということになります。(高周波は再利用できるため悪質な医師がいる以上、100%安全というわけでははないということです)

高周波治療が悪い訳ではありません。

高周波とレーザー、どちらも効果は同じ、と私自身は考えています。安全性も変わらないと思います。が、それを使用する医師の意識、患者のために使用するのか、自分の利益のために使用するのか、の違いで、高周波は危険なものになってしまっているのが現状のようです。

再利用すればするほど利益は上がりますが、使い回しですので、感染等のリスクが増え、それだけ患者さんの危険性は高まるのです。

 

今回は、あまりに再利用による事例が増え、問題になってきているため、これから治療を考えている患者さんが安全に治療をおこなってもらえるために一言言っておきべき、と考え掲載しました。

当院でレーザー治療うを行っているから、当院で治療をして欲しいからお話ししているわけではありません。当院以外で治療する場合でも、絶対にレーザー治療を行っている施設を選択すべきです。

どこで治療をするにしても、ぜひレーザー治療を選択することをお勧めします。

あくまでこれは、静脈瘤を治したいと思っている患者さんに、より安全に治療してもらいたいための話ですので、その点はご理解ください。